◆リンクファイル
画像を、Illustratorにもってくる方法の一つです。
ファイル → 配置
また、何かトレースする時など配置した段階から、自動的に半透明&ロックする方法は、
配置のファイル選択ウィンドウ内にある「テンプレート」をチェックを入れる。
詳しくはこちら >>
http://helpx.adobe.com/jp/illustrator/kb/223807.html
PhotoshopファイルのPSDも配置することが可能です。
Illustratorで配置されたPSDファイルを選択後、オプションバー(Ai上部)にある「オリジナルを編集」を選ぶと、Photoshopが起動します。
起動したPhotoshopで編集し保存すると、Illustrator上に配置されたリンクファイル(PSD)も反映されます。
IllustratorファイルをPhotoshopのスマートオブジェクトにする場合と考え方は同様です。
◆パス上文字ツール
◆その他、小技集
◆EPSファイル形式について
かつて入稿時に奨励されていたファイルの保存形式。
MacOS X以降からはaiファイルやpsdファイルが奨励されています。
JPG,PNG,GIFなどは入稿データとして使用しない事がある。
※印刷所の持っている環境により、奨励されているファイルが変わるので
そちらを確認すること
◆アウトライン/プレビュー表示について
Ctrl + Y で表示の切り替えが出来ます
※アウトライン=パスのライン表示(色は出ない)
プレビュー表示
アウトライン表示
入稿時の注意点
CMYKのインキ総量
印刷会社によって違いますが、CMYKのインクの量(%)は、合計で300%以下に設定します。
以下、元ネタは、こちらから>>
印刷の黒「スミベタ(K100%)/リッチブラック/4色ベタ」
印刷の黒は、CMYKの色それぞれの濃度で表現されています
印刷で表現される黒には、「スミベタ(K100%)」「リッチブラック」「4色ベタ」と呼ばれるものがあり、それぞれ特徴や使用上の注意点があります。
黒色の表現による、予期せぬ印刷トラブルを防ぐため、以下の項目をご確認ください。
スミベタ(K100%)とは
スミベタ(K100%)の特徴
スミベタ(K100%)とは、K(黒インク)100%で表現される黒のことです
CMYKカラーでデータを作成する際、「K(黒)」が100%の濃度で表現されている黒色(黒ベタ)のことを、「スミベタ」といいます。
見当ズレの影響がないので、文字や細い線などによく使われます。
スミベタ(K100%)の注意点
スミベタ(K100%)で作成されたオブジェクトはすべてオーバープリント処理されます
スミベタ(K100%)で作成されたオブジェクトはすべて自動的にオーバープリント処理されます。
オーバープリント処理によって、下に重なって印刷された他の色が透けて見えてしまう場合があります。 詳しくは、下記リンクをご確認ください。
オーバープリントとは
ピンホール(白抜け)が発生しやすくなります
スミベタは、K(黒)1色のみで印刷されるため、広範囲にわたってベタ面として使用すると、「ピンホール(白抜け)」が発生しやすくなります。
リッチブラックとは
リッチブラックの特徴
リッチブラックとは、CMYKそれぞれの色をかけあわあせて作成される黒のことです
CMYKカラーでデータを作成する際、4色をかけあわせて作成した黒を「リッチブラック」といいます。
一般的には、スミベタよりもリッチブラックの方が、美しくしっとりした締まりのある黒に仕上がるといわれます。
リッチブラックの推奨値
弊社ではK100%にCMYをそれぞれ40%程度プラスしたリッチブラックを推薦しております。
C40% M40% Y40% K100%
リッチブラックの注意点「見当ズレ」にご注意ください
文字や細かいオブジェクトにリッチブラックを使用されると、見当ズレが起こりやすくなります
リッチブラックは、CMYKの4色を掛け合わせるため、見当ズレ(紙の収縮によって起こる僅かなズレ)が起こりやすく、細かい文字や細い線には不向きです。
下図は、細かい文字や細い線にリッチブラックを使った場合の例です。
用紙の伸縮によっては(図2)のように刷り位置がずれてしまい、モニタで見ているようには仕上がらない可能性があります。 これは黒ベタの上に細い白抜きの文字や線を配置した場合も同様です。
実際とは異なる色味のようにみえてしまう場合があります
下図のような、細く細かい文字等に、4色のかけ合わせで作成した色を使用した場合、見当ズレによって異なる色のようにみえてしまうことがあります。(下図は、C版(シアン)のみが見当ズレを起こし、文字が全体的に青っぽくみえてしまった例です。)
文字はどちらも同一の色濃度で作成されていますが、見当ズレの発生具合によって色味が変わって見えてしまうことがあります。
細かい文字などに4色かけ合わせされた色を使用される際はご注意下さい。
※図はイメージです。
4色ベタ(C100% M100% Y100% K100%)とは
4色ベタ(C100% M100% Y100% K100%)について
4色ベタとは、CMYKそれぞれの色をすべて100%で作成された黒のことです
CMYKカラーでデータを作成する際、4色の濃度をすべて100%で作成した黒を「4色ベタ」といいます。
※一般的には、濃度が高すぎるため、オブジェクトや文字には使用されない黒色です。
大量にインキを使うため、トラブルの原因となります
4色ベタの場合、許容量を超えた大量のインキが紙に印刷され、以下のようなトラブルの原因となります。 入稿データに4色ベタが使われていた場合、弊社で自動的に濃度調整を行うことがございます。その際、他の部分の色味も変化しますのでご注意ください。
乾きが悪くなり、裏移りの原因となります
濃度が高いことで、乾きが悪くなり、乾いてないインキが重なっている紙の裏に付着してしまいます。
ブロッキングが起こる原因となります
4色ベタが広範囲にわたった場合、重ねられた紙同士がくっつき、用紙をはがそうとすると、印刷面も一緒にはがれて傷がついてしまいます。
黒の濃度については、下記リンクもご確認ください。
濃度オーバーによる裏移り
レジストレーションカラーも、4色ベタといえます
レジストレーションとは、Illustrator入稿の際に必要となるトリムマークにのみ使用される色設定です。 レジストレーションカラーは、CMYKすべて100%で作成されます。レジストレーションカラーをトリムマーク以外で使用された場合、4色ベタと同じように濃度が高く、トラブルの原因となります。 トリムマークを選択した後にオブジェクトを作成した際、レジストレーションカラーで作成されてしまう場合がありますので、ご注意ください。